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Capture One が富士フイルム製品に対応

フォトキナ2018開幕を翌日に控えた25日、GFX100、GFX50RとともにCapture Oneが富士フイルム製品に正式対応するとの発表があった。

Capture One Fujifilm - Free Image Editing Software for Fujifilm Cameras

富士フイルム製品のユーザにとってありがたいのは3点だ。

  • 無料のExpress版を利用してRAW現像が可能
  • Pro版でテザー撮影をサポート
  • 将来的に富士フイルムのフィルムシミュレーションも搭載される

発売されたばかりのX-T3のRAW現像にすでに対応しているのも見逃せないポイントだろう。次のアップデートで対応すると思われるが、現時点でAdobe Camera RAWはまだX-T3に対応していない。

Capture Oneが何かを知らない人のために補足しておくと要するに現像ソフトウェア、つまりLightroomと同様のものだと思ってもらって間違いない。開発はデンマーク・コペンハーゲンをベースにするフェーズワンで、53.4×40mm という一般的な中判デジタルカメラよりも大きなセンサーサイズのカメラを作っているメーカーでもある。
このCapture OneはカメラとPCをケーブルで接続して撮影結果を直接現像ソフトウェア上に取り込むというテザー撮影に関してはLightroomよりも高機能で、スタジオなどではよく利用されている。また、Lightroomと比べて細やかな調整に長けており、そのぶん元の素材に対する要求が高い。

今までもCapture OneのPro版は富士フイルムのRAWフォーマットに対応していて問題なく利用できていた。しかしテザー撮影はサポートされていなかったので富士フイルムユーザにとってかなり喜ばしい発表となった。先の中判カメラ、GFX50Sが発売された際には富士フイルムの中判カメラは自社製品(PhaseOneの中判カメラシリーズ)と競合するためCapture OneはGFX50Sに対応しないという噂があったので、今回の発表はまさに寝耳に水の展開。

Capture One Pro の Twitter アカウントによると将来的に富士フイルムのフィルムシミュレーションが統合されるとのこと。もちろんカメラ内現像で行うものと差異はあるかもしれないが嬉しい発表だ。

これで今までのエディションにCapture One Pro Fujifilm、Capture One Express Fujifilmが追加され、富士フイルムユーザは3つの選択肢(フル版のCapture One Proも含め)から自分に合ったものを選べるようになった。フル版のCapture One ProとCapture One Pro Fujifilmの違いはサポートされているカメラが富士フイルムのものだけかそれ以外かという違いしかないので、富士フイルム製品のみ利用しておりPro版を使いたいという人であればCapture One Pro Fujifilmでも問題ない。気になるProとExpressの違いはこちらから。

Capture One Feature Comparison

Express版にはかなり限定された機能しかないものの、基本的な色調などの調整やスタイル(Lightroomでいうところのプリセット)を当てたりといったことに使える。Express版はなんといってもフリーなので使ったことがない人はまず試しに触ってみると良いだろう。スタイルは無料のものも出回っているので好みのプリセットを探してみるのも楽しそうだ。

Pro版とPro Fujifilm版は30日のトライアルが無料なので、現像にこだわる人にはぜひ使ってみて欲しい。Pro版はレイヤーをはじめ、Lightroomよりも強力な編集機能を備えているのでPhotoshopを使わずに現像を仕上げるのに役立つ。

ダウンロードはこちらから。

Yusuke Shinozaki